ありがとうマル子 15年5ヶ月を振り返る2016/05/02

2000 10月7日に長女が、駅南側松風町の塀の上に置き去りにされていた、子犬を保護してきました。明日に拾い物として警察に届けました。

 名前は、子供達が、犬種がマルチーズだから―マル子―に決めました。

家に来て3ヶ月 2001年1月

来て早々、家族で食事に行っている時に風呂場の浴槽に落ちて、詮はもがいた時に外れたのか、ずぶ濡れのマル子が浴槽の中にいた事もありました。

2ヶ月後に検診をし、歯の状況から生後6ヶ月位と判断されたので誕生日は2000年6月7日にしました。

届け出から6ヶ月後飼い主あらわれず、貰い受けの手続きをして家族の一員、三女マル子となりました。

6ヶ月を過ぎて、とうほう動物病院にて今後の病気の予防もかねて、避妊手術を行いました。それ以後、車に乗ると医者に連れて行かれて、嫌なことをされると感じるのか、息づかいが激しくなる傾向がありました。

マル子の旅行は、200112月1歳半にて宮城の実家(牡鹿郡牡鹿町十八成浜・現在は石巻市)に家族4人との最初で最後の旅となりました。

1歳6ヶ月 宮城実家kにて2002年1月

 写真に一緒に写っているのは、妹のところのミニチュアダックスのあゆむ君で、マル子の1歳下です。

2001年4月19日見附町公園にて、初めての狂犬病注射は、怖がらずに射たせ、お尻にブスとワン一声で終わりました。マル子の犬登録を(NO 01-1401-161)済ませました。

 マル子の世話係は、お父さんの担当です。両方とも働いているので若い時の夕方散歩は、夜の町中に1時間位連れて行き歩きました。人が多く慣れさせる事もかねており、クラブのお姉さん、客引きのお兄さん等々に可愛がられたおかげで、外に出ると人にも同種にも、吠える事はしないようになりました。

 休日には、よく平塚の海岸に連れて行き、砂浜を駆けるのが大好きで喜んでいました。その時はミネラル分が不足しているのか、よく海水をなめる行動が見うけられました。

3歳半 2003年12月

 私のジョギングにも何回か付き合ってくれました。犬は、持続的な走りは苦手なので、時々遊びながら視界の範囲内で追っかけてきます。最高で13キロまで平塚海岸を付いてきました。休日の朝散歩は、花水河口の砂浜まで(往復6キロ位)よく行きました。家族からは、虐待だとも言われましたが、その後足腰の丈夫な事が、年齢を重ね死亡する直前まで、階段の上り下りを難なくこなしていました。

 昼間は、いつも留守番なのですが、マル子としては、夏場が一番大変なのだったと思われます。2F、3Fの窓を開けて風が通るようにして行くのですが、涼しい所を求めて移動しており、2Fの階段の所に良く居たようです。夏場、昼間の暑い中クーラーも無く、ご苦労さんでした。

昼間は、2Fの自分のベッドにて寝ていますが、寒くなってコタツが出てくると、中に入って寝ていることも多く、暑くなると出入りを繰り返しており、よくこんな環境で長時間寝ていられると思うことも多々ありました。人がコタツに入っていない時は、布団をかき分け入るのですが、人がいると入れてと足で小突いてせがみます。

6歳半 2006年12月

夜は、3Fのふとんで寝るのですが、どちらかと言うと、母親のふとんの上で寝ているときが多かったようです、寒い冬の夜は、ふとんにもぐりこんでくるのですが、高齢になるにしたがって、もぐりこまなくなりました。 

水に関係する思い出は、前筆した風呂事故と2009年1月2日にマル子を連れて箱根駅伝を見に行き、その帰りに砂浜によって遊ばせるのですが、はしゃいで花水川の河口に行きすぎて、波に流され一瞬あわてましたが、河口でマル子が初めて犬かきで泳ぐ姿を見て安心しました。

マル子のお風呂は、お父さんか二女の担当なのですが、専用のふろ桶があり、マル子風呂の準備をしていると、3Fや1Fに一目散に逃げていく姿が思い浮かびます。

9歳半 2009年12月

マル子の体にメスを入れられたのは、2回あります。1回目は前筆した、避妊手術の時、2回目は背中にイボができ切開で取った20121月、私が再生不良貧血のために入院していた時でした。痛々しい姿が写真に残っています。(ブログ再生不良性貧血参照)

晩年は、気管支の狭窄や心臓の弁膜症により、漢方薬を含め3種類の薬を飲んでいました。利尿作用もあり、良く水を飲んでおしっこも多く、シートからはみ出す事もしばしばありました。特に風呂場の足ふきシート上がお気に入りだったようです。

14歳8ヶ月 2015年2月

朝晩の散歩でウンコが出ないと、ウンコ爆弾が、2Fは台所前、3Fはトイレ前に良くあり、わからずに大当たり、運が付いている事も何回かありました。

目の白内障では、しばらく目薬を続けましたが、私自身も白内障になって、あまり効果が期待できないとの話もあり、半年前位からつけるのをやめました。

たれ耳の犬に多い、酵母菌の発生による耳のかゆみ(耳が臭くなる)が度々あり、発生するたびに動物病院で薬をもらっていたのですが、治ってもすぐ発生する繰り返しだったので、人間用液状水虫薬で代用し良く効き薬代も安くすみ、嫌がらずにおとなしく耳掃除をやらせていました。ただし、歯ブラシだけは、非常に嫌がり磨くのをあきらめましたので、歯磨き効果のある犬用ガムで代用をしていました。

15歳3ヶ月 2015年9月

長女の子供、一颯(かずさ)が生まれ、私が自宅で見ている事もあり、その時はマル子と接する機会も多く、一颯があまり動けない時はマル子が優勢で上にも乗ることもありましたが、最近はしっぽを手で引っ張るような事も見うけられ、一颯がハイハイしてマル子を追いかける事も期待していたのですが、真に残念でした。

 

これからは、喉を詰まらせる事も無く、ゆっくり休んで下さい。それではさようなら、15年5ヶ月間ありがとうございました。